こちらのブログで前に私とピラティスの、もどかしい恋愛のようなすれ違いから始まったお話をしました。
今回はその続き、いよいよ本物のピラティスを体感しに東京へ行ったお話です。
東京にあるそのピラティススタジオは圧巻でした。
コンクリートの打ちっ放しのお洒落な内観に、
ズラッと並ぶピラティスマシン。
たくさんのインストラクターとクライアント（お客さん）。
何もわからない私にすらお客さんの意識の高さがヒシヒシと伝わってきます。
正直、田舎者の私はレッスン前から緊張していました（笑）
その日のレッスンは、後の私たちの師匠になる方が担当インストラクターでした。
まず驚いたことはピラティスイントラクターの知識の豊富さ。
私はリハビリの専門職、理学療法士の資格を所有していて
それなりに身体の事については知識がありました。
今までにいろいろなスポーツトレーナーやインストラクターの方と交流がありましたが、
やはり専門的に身体について十分な勉強をされてきている方は多くなく、
「？」なお話をされる方も多々見てきました。
しかしここで受ける指導は身体の機能面、動かす筋肉の指導が
非常に理にかなっている事を感じました。
福岡で「ピンとこなかった」ピラティスに、まさに心が一気に傾いていく瞬間です。
「ここに意識をもってこうやって動かすと背骨を一つずつ動かすイメージができるから！」
理屈を説明するのではなく、まずは動きながら、
それを感じながらなされるがままにやっていると今まで分からなかった
「背骨を一つずつ動かす」というイメージが、
この1回のセッションでぼんやりと見えてきました。
「なるほど！そういうことか！」
私は幼いころから姿勢が悪く猫背でした。
しかも身体が硬い。幼少から社会人に至るまでサッカーをしていましたが、
この身体の条件は致命的な欠点でした。運動神経も悪くなく、
足もそれなりに速く学生の頃は地域の選抜チームや
高校の頃は国体の代表候補にも入る程度ではありました。
ただ他の選手との違いを出せる程ではありませんでした。
そして前述した猫背と身体の硬さは怪我に悩まされる大きな原因となっていました。
「・・・あの頃にピラティスに出会っていれば！！！！」
もしかしたらプロで活躍する選手になっていたかも？？？（すみません。言い過ぎました(笑)）
なんて妄想もしてしまうくらいの素晴らしいトレーニングに出会ったのです。
こんな素晴らしいトレーニングは絶対に人に伝えないと！！私たちは強くそう思いました。
ピラティスに限らず何をするにおいても同じだと思うのですが、
誰に習うかで結果や効果は大きく変わってきます。
私も何度も受けた地元でのピラティスセッションではなかった感覚に、
運よくその時の東京でのピラティスで巡り合えたのです。
故ジョセフ・ピラティス氏は
「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが生まれ変わる」と言いました。
週1回のレッスンでいうと3カ月ぐらい続けると
何となく今までとの違いを感じてくるということです。
良いインストラクターやトレーナーと出会うことに越したことはありませんが、
何事も「すぐに匙を投げずに信じて継続する」事が大切です。
まずは今やっている事、指導してくれている方を信じてとにかくやってみる事ですね。
