こんにちは。

福岡市博多区のピラティススタジオ
Pilates&Conditioning Secondです。

Secondは一般的なピラティスのセッションと併せて

側弯症の方へのピラティスにも力を入れています。

 

側弯症は女性(特に成長期)に多い疾患です。

この疾患は成長期に症状がみられると

少し背骨が捻れるように曲がり変形してしまうのですが、

そこから徐々に捻れが消えていく事も多くあります。

またその逆で捻れが悪化していく場合もあります。

悪化してしまった場合、病院ではコルセットの着用を勧められたり、

ケースによっては手術が必要と判断される事もあります。

 

側弯症に限らず誰もがそうだと思いますが

できれば手術をせずに済めば…そう願うと思います。

 

私の初めての側弯症のクライアントさんは当時高校生でした。

陸上部に所属し、全国大会出場経験もありスポーツ万能でした。

彼女は病院で治療には手術を勧められるものの、

そうなると陸上は諦めないといけないと言われ

その狭間で思い悩み色々な治療院などを巡り私の所にも来たのです。

 

私が会った当時の彼女は持ち前の明るさと前向きな人柄で

どうにか側弯症と競技に向き合ってきましたが、

小学生の頃から現在進行形で側弯が悪化していたので

その背骨には捻じれも強く出ていました。

 

彼女とのピラティスのセッションは

レッスン前後のビフォーアフターでは

アライメントの改善がみられるのですが

1週間後スタジオに来た時には

また元の状態に戻ってしまっていました。

 

これは彼女に限らず

多くの側弯症のクライアントさんにもみられる事です。

 

私も彼女との出会いがきっかけで

アメリカで側弯症の患者さんを専門にScolio Pilatesを主宰されている

Karena先生の研修を受けるようになりました。

 

Karena先生に彼女について相談もして、アプローチをしていきました。

 

一時期は胸郭の変形が呼吸器を圧迫し

軽い運動で呼吸苦が生じる状態から改善もみせました。

 

しかし「これ以上変形が進行すると背骨の広範囲にかけてメスを入れる必要性が出てくる」

というドクターの助言に従って手術をする事になりました。

 

当時の私に力不足な部分もあったと思います。

 

だからこそKarena先生からは今でもチャンスがある毎に学んでいますし、

常に研鑽し続けなければという想いが私の大きな武器になっています。

 

彼女は手術という決断をしました。

そこに至るまで本当に思い悩んだと思います。

 

ですが当時彼女の強いポジティブな心は

学問という新たな目標に向かってまた前進し始めました。

 

最終的にどのような決断をするかは私ではありませんが

できる限りのサポートをしたいというのが私の想いです。

 

側弯症といってもその人によって曲がり、捻じれ方はそれぞれ。

 

彼女のようなケースもあれば、

10代で軽い運動で改善するケースもあります。

また成人後の約半年のトレーニングで姿勢が

下の画像のように改善するケースもあります。

Pilates&Conditioning Secondでは

これまでのリハビリの経験と知識を活かしつつ、

その症状にあわせて適切なトレーニングプログラムを提供しています。

私はすぐにでも手術をすべきだとも思っていませんが、

手術をするのが良くないなどとも思っていません。

ただ、コルセットをしても変わらない、手術しか選択肢がない・・・

ましてや進行する側弯症の事を

「諦めるしかない」なんて思ってほしくないのです。

 

先ほどお話しした彼女も手術をして良かったと思います。

大切なのはそれまでの過程で可能性にチャレンジして悔いのない選択をする事だと思います。

 

側弯症でお悩みの方、悔いのない決断のサポートができるかもしれません。

お気軽にご連絡ください。